JAMITハンズオンセミナー
(教育委員会企画)
ハンズオンセミナーは,資料に基づいて参加者のPCに環境を構築し,すぐにでも実験ができる環境を提供します.2024年度は,PyTorchの利用を中心として,DICOM画像(CT,MR画像)や病理画像(バーチャルスライド画像)の取り扱い,ROC解析などの統計的な手法を用いた評価も取り扱います.いずれも入門から中級程度の課題を用意し,深層学習を利用した実験の流れを実践的に習得します.セミナーでは課題1から課題4を用意します(各回90分).ご興味ある課題を自由に受講ください.それぞれ受講人数を24名程度に制限します.なお,ハンズオンの参加にはJAMIT2024大会への登録と,ハンズオン専用ページから別途参加登録(7月1日開始)が必要です.当日は,コンピュータの持参が必要です.事前に持参するコンピュータに環境を構築してください.GPUは不要ですが実質的に動作しない課題があります.詳細はハンズオン専用ページをご覧ください.
課題1 | 深層学習超入門「画像の分類と領域分割:転移学習とFine-Tuning」 |
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課題2 | ハンズオンセミナー・コンテスト「胸部X線画像の分類とROC解析」 |
課題3 | 深層学習のための前処理と後処理「DICOM画像の読み込み/病理画像の読み込み/ROCなどの統計処理/言語処理入門」 |
課題4 | 幅広い深層学習「スパコン不老も使った画像領域分割,他」 |
(内容は変更となる場合があります)
これまでのハンズオンセミナーは,画像分類や回帰,領域分割を2017年から取り上げてきました.2024年度はそれらの小規模チャレンジとして,胸部X線画像から性別を推定する精度をみなさんで比較する「ハンズオンセミナー・コンテスト」を企画しました.参加対象は,最近深層学習の研究や実験を始めた初学者/初級者の個人/グループです.サンプルプログラムとデータ,実行環境はハンズオンセミナーのウェブページで配布します.期間中に実施する「JAMIT2024 ハンズオンセミナー・コンテスト」では,主催者がもつ画像データを公開し,その性別を回答していただきます.優秀な結果となった個人/グループを表彰します.奮ってご参加ください.詳細はハンズオンセミナーのウェブサイトをご覧ください.
ハンズオンセミナーは,会場内の1部屋を利用して対面形式で実施します.事前に公開するセットアップ資料と題材に基づいて,セミナー開催までにご自身のPCに環境を構築して,そのPCをご持参ください.もしくは会場に持参したPCから環境構築済みのPCへリモートログインできるようご準備をお願いします.会場内では無線LAN形式でEduroamによるネットワーク接続が可能です.ご自身でEduroamアカウントの確認,接続するPCの設定をお済ませください.PCの電源アダプターや増設コンセント類はご持参ください.
7月1日からJAMIT2024大会ページにあるハンズオンセミナーへのリンクから参加申込を開始します.ハンズオンセミナーへの参加には,JAMIT2024大会への参加登録が必要です.
- 7月1日
- 参加登録開始
- 7月14日
- セットアップ資料の公開/コンテストサンプルプログラム・データの公開
- 7月28日
- セミナー資料の公開
- 8月6~7日
- ハンズオンセミナー開催(大会2日目と3日目)
- 8月6日
- 9:20~ 課題1
16:30~ 課題2 - 8月7日
- 9:10~ 課題3
14:00~ 課題4
- 00:00~00:05
- 達成目標の確認
- 00:05~00:10
- プログラム実行のデモ
- 00:10~00:30
- 自分のPCでの実行確認
- 00:30~00:50
- プログラムの説明,GPUとの比較
- 00:50~01:10
- 結果の確認/評価方法
- 01:10~01:20
- 自分の結果の再確認
- 01:20~01:30
- 問題点洗い出し/質疑応答/まとめ
原 武史(岐阜大学),滝沢 穂高(筑波大学),中田 典生(東京慈恵医科大学),小田 昌宏(名古屋大学),近藤 世範(新潟大学)
本セミナーは,株式会社ジーデップ・アドバンスの支援を得て実施しています。また、岐阜大学人工知能研究推進センター,東海国立大学機構健康医療ライフデザイン統合研究教育拠点の協力で実施します.